昨今、人口香料による健康被害が深刻な問題になっていることを受けて、国の5省庁が連名で注意喚起のポスターを作成しました。

柔軟剤や芳香剤だけでなく、日用品のあらゆる製品に香りをつけることが多くなるにつれて、その人口香料の成分が原因で、頭痛や倦怠感、吐き気、せき症状などを発症する人が増えてきています。

職場での香料臭による健康被害で化学物質過敏症を発症し退社に追い込まれる例や、子供が、教室にあふれる香料臭で体調不良になり学校に通えなくなる例などが全国的に増えてきていることを深刻に捉える必要があります。

各県の自治体でも、独自でポスターなどを作り香害防止の啓発活動をおこなっている事例もようやく増えてきているようですが、人口香料による体調悪化に苦しむ人がいることへの認知と配慮はほとんど進んでおらず、まずは多くの人に知ってもらうことが重要です。