高知石灰工業株式会社

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化学物質過敏症

アースデイにて化学物質過敏症パネル展示

2019年05月15日

4月21日のアースデイ会場で化学物質過敏症のパネル展示を行いました。

 

パネル展示は毎年4月に開催されるアースデイのイベントで高知の患者会である「ゆるゆる仲間」が化学物質過敏症に関する様々な情報をパネルにして展示するほか、関連する書籍や、患者でも使える洗剤などの日用品や対策用のマスクなど沢山の情報が一般の人でもできる限り分かりやすく展示されています。

今年は特に昨今の『香害』といわれる洗濯用の柔軟剤や様々な日用品に使われる合成香料による健康被害にスポットをあてました。

 

学校現場では子供たちが香害によって頭痛や吐き気などの体調不良をおこし不登校になるケースもあり、まずは学校関係者や親がこの病気について理解することがとても重要なことです。

化学物質過敏症は世の中に知られていない病気なので、空気環境が原因で頭痛や吐き気、倦怠感などの体調不良が起こっても周りは原因がわからないため無用な誤解を招くことがとても多く、本人が一人で辛い思いを抱えることになります。

まして子供の場合は先生や親が無理解であれば本人に寄り添えるはずもなく、原因がわからないまま病状が悪化してしまいます。

 

原因物質も無数にあり、症状も様々なので非常に分かりにくい病気ですが、

もしお子さんにいつもと違う不調がある場合は化学物質過敏症という病気も少し疑ってみてください。

それにはまず正しく理解することが大切ですし、周りにいる他のお子さんがそういった症状で苦しんでいる時は配慮することもできるのではと思います。

この日は快晴で、高知の名所アンパンマンミュージアム前の広場が会場でしたが、とてもいい陽気で賑わっていました。

 

このようなパネル展示を行うことで、一人でも多くの人がこの病気に気づくきっかけになることを願って患者会は活動しています。